完熟マンゴーの最高級品「太陽のタマゴ」初競り 最高値更新

宮崎県の特産品で、完熟マンゴーの最高級ブランド、「太陽のタマゴ」のことしの初競りが宮崎市で行われました。

宮崎市中央卸売市場にはJAや生産者、県の関係者などおよそ100人が集まりました。

午前7時すぎに競りが始まると、威勢のいいかけ声とともに431ケースが次々と競り落とされました。

「太陽のタマゴ」は、県産の完熟マンゴーのなかで糖度が15度以上、重さ350グラム以上などの基準をクリアした最高級品です。

11日は最も高いもので4Lサイズの2玉入り1箱に70万円の値が付き、去年の60万円を上回って過去最高値となったほか、5Lサイズの1玉には去年と同じ25万円の値がつきました。

県内では今年度13のJAが合併して単独のJAとしては農畜産物の販売高で全国一の巨大組織が誕生し、今後は豊富な生産量などを背景に販売力の強化が期待されています。

最高値のマンゴーは、去年に続き福岡市の百貨店で販売されるということで、青果会社の担当者は「JAが1つになったので、一緒に盛り上げたいとプラス10万円をつけさせていただきました」と話していました。

JA宮崎経済連によりますと、ことしの完熟マンゴーは冬場の気温が比較的高かったことなどから糖度も十分で、県内の生産量はおよそ917トンと去年より4%ほど増える見込みです。

県内産の完熟マンゴーは来月中旬から6月中旬にかけて出荷のピークを迎えるということです。