東九州自動車道の日南市と串間市の区間の事業化決定で祝賀式典

東九州自動車道で唯一、事業化されていなかった日南市と串間市のおよそ13キロの区間の事業化が決まったことを受けて2つの市では、8日祝賀式典が開かれました。

このうち、串間市では市の中心部にある「道の駅くしま」には、島田俊光市長や市民など、およそ200人が集まり事業化決定を祝うセレモニーが開かれました。

会場では、集まった人たちがくす玉を割ったり、全員で万歳三唱をして事業化を喜び合いました。

今回、事業化されたのは、東九州自動車道の日南市南郷と串間市奈留の間の13.3キロの区間で、これにより、東九州自動車道のすべての区間が事業化され、全長およそ187キロの県内の区間が、全線開通する見通しとなりました。

東九州自動車道の県南部の区間では、去年3月に清武南インターチェンジと日南北郷インターチェンジの間が開通したほか、日南市の東郷と南郷の間、それに串間市の奈留と鹿児島県の志布志市の間で、現在、建設工事が進められています。

式典後、島田市長は「事業化は本当にありがたい。串間市が持っている観光資源を有効に活用するには、交流人口が必要だと言ってきたが、高速道路ができることで、さまざまな人が串間に来てくれると思っています」と話していました。