都城市の子どもに関する総合計画 高校生や大学生が意見発表

子どもに関する総合計画を話し合う都城市の有識者会議で、地元の高校生や大学生が発表を行い、SNSを使ってもっと利用者に届く情報発信を行うべきだといった意見が出されました。

都城市は、子育て支援や子どもの貧困対策など、関連する分野をまとめた「こども計画」を作ることを決め、有識者による検討会を設けています。

27日の会議では、市内の高校生や大学生が発表を行い、このうち都城泉ヶ丘高校のグループは、保護者の多くはSNSのインスタグラムを使って子育てに関する情報を得ているとして、「市も子育て情報に特化したアカウントを作ってはどうか」と提案しました。

ことしの夏休みには小中学生からも意見を聞く予定で、市では、当事者の声を反映させた計画を来年3月までに策定したいとしています。

発表した2年生の女子生徒は「若い人の意見をもっと聞いて、計画に反映させてほしい」と話していました。

会議の会長を務める南九州大学の藤本朋美准教授は「これまでは大人の視点でしか物事が考えられてこなかったと思うので、子どもたちが今、何を感じているのかに焦点を当てて、計画作りに生かしていきたい」と話していました。