鹿児島市の動物園で2頭の赤ちゃんコアラの命名式

国内で最も多くのコアラを飼育している、お隣の鹿児島市にある動物園では2頭の赤ちゃんコアラの命名式が行われました。

会場のコアラの展示館には、来場者や園の職員など多くの人が集まりました。

去年5月に生まれたメスと、6月に生まれたオスの赤ちゃんコアラが、それぞれの母親に抱きついた状態で飼育員に抱えられながら登場すると、来場者からは「かわいい」といった歓声が上がりました。

そして、選ばれた名前を応募した2人が、赤ちゃんコアラの前でそれぞれ披露しました。

メスは「ツムギ」、オスは「アラタ」で、応募があった768票の中から選ばれたということです。

命名式のあと、会場の人たちはふだんは見ることができない至近距離でコアラを観察したり、記念写真を撮ったりしていました。

平川動物公園で飼育されているコアラの数は、今回、名前が決まった赤ちゃんも含めて、メス10頭、オス6頭のあわせて16頭で国内最多です。

「アラタ」と名付けた出水市の小学4年生の馬見新実結さんは「新しい命という意味でアラタとつけました。成長が楽しみです」と話していました。

平川動物公園のコアラ飼育員の落合晋作さんは「素敵な名前なので、親しみを持ってコアラに接することができると感じます。ぜひ、園で見て魅力を感じてほしいです」と話していました。