延岡市 児童扶養手当の手続きで提出の戸籍謄本を紛失 謝罪

延岡市 児童扶養手当の手続きで提出の戸籍謄本を紛失 謝罪

延岡市は、児童扶養手当の手続きで市民から提出を受けた戸籍謄本1通を紛失したことを発表するとともに、謝罪しました。

延岡市によりますと、紛失が分かったのは、市民1人の氏名や本籍、生年月日などが記載された戸籍謄本1通です。

先月上旬、障がい福祉課の窓口で、障害のある子どもの家庭に支給される「特別児童扶養手当」の認定申請に訪れた市民から戸籍謄本などの提出を受けました。

その後、審査を行う県に提出書類の一式を送ったところ、今月5日になって「書類の中に戸籍謄本がない」という連絡があったということです。

市が調べた結果、窓口で戸籍謄本を受け取った職員が、手続きを担当する別の職員の机に置いたあと、謄本の行方が分からなくなっていることが判明しました。

これまでのところ、個人情報の流出による被害は確認されていないということです。

同じ障がい福祉課では先月にも、「障害児福祉手当」の支給申請を受けたものの、職員が手続きを忘れて放置し、関係者から指摘を受けるまで支給漏れとなっていたということです。

市では、いずれのミスについても関係者に謝罪するとともに、22日、読谷山市長が会見して公表しました。

障がい福祉課は「深くおわび申し上げます。紛失などに速やかに気づける体制を整備するなど、再発防止を図りたい」とコメントしています。