串間市の新しい副市長に県企業局長 談合事件の前副市長の後任

串間市の指名競争入札をめぐる官製談合事件で逮捕・起訴された副市長の後任に、県企業局の井手義哉局長が就任することが決まりました。

串間市では、消防庁舎新築工事の設計の指名競争入札をめぐって副市長だった福添忠義被告が逮捕・起訴され、去年末から副市長が不在となっていました。

15日開かれた市議会で、島田俊光市長から県企業局の井手義哉局長を後任の副市長とする提案が出され、全会一致で井手氏の就任が決まりました。

井手氏は串間市出身の64歳。

昭和57年に県庁に入庁し、商工観光労働部長などを経て令和2年から企業局の局長を務めています。

井手氏は今月いっぱいで県庁を退職し、来月1日付けで副市長に就任します。

採決のあと井手氏は取材に応じ、「県庁では政策に関する仕事が長かったので、政策の力で串間市民の豊かさや幸せを創造していきたい」と抱負を語りました。