津軽三味線の全国コンクールで優勝 都城市長に報告

先月、津軽三味線の全国コンクールで優勝した都城市の女性が13日、市役所を訪れ、日本一の音色を披露しました。

津軽三味線日本一に輝いたのは、都城市に住む石角怜那さん(29)です。

石角さんは、仕事のかたわらプロの演奏家を目指して、連日、稽古を重ね、先月、大阪で開かれた全国津軽三味線コンクールで、プロも参加する最高レベルの部門で初の頂点に立ちました。

13日、市役所で池田市長に優勝を報告し、「ここから演奏家としてもっともっとレベルを上げていきたいです」と、さらなる高みに向けた抱負を語りました。

そしてコンクールでも奏でた「津軽じょんから節」を披露し、市長室に軽快かつ、力強い音色を響かせました。

池田市長は「日本一の演奏を聴いて元気をもらいました」と喜んでいました。

石角さんは広島市出身で、小学2年生で津軽三味線を始め、高校卒業後、都城市で津軽三味線の家元を務める石井秀弦さんに弟子入りし、修行を続けてきたということです。

石角さんは「優勝できるとは思っていなかったので、結果を聞いたときは驚きました。将来は演奏家とともに、指導者としても津軽三味線を広めたいです」と話していました。

ことし5月には、本場の青森市で開かれる全国大会にも出場するということです。