ソラシドエアの飛行機が乗客34人を乗せ忘れて駐機場を出発

11日朝、ソラシドエアの羽田発、熊本行きの飛行機が乗客34人を乗せ忘れて駐機場を出発しました。
滑走路に入る前に気付き、駐機場に引き返したということで、飛行機は30分あまり遅れて熊本空港に向かいました。

宮崎市に本社を置く航空会社ソラシドエアによりますと、11日午前7時15分に羽田空港を出発して、熊本に向かう予定の「ソラシドエア11便」が34人の乗客を乗せ忘れたまま、駐機場を出発しました。

この便には105人が搭乗予定で、搭乗口からは3台のバスで乗客を飛行機まで運んでいましたが、このうち34人の乗客が乗るバス1台が、誤って別の場所に向かってしまったため、出発予定時刻までに到着することができず、乗務員もそれに気付かないまま、出発したということです。

このバスの運転手から「場所を間違って遅れている」と連絡があり、乗客を乗せ忘れたことがわかったということで、飛行機は滑走路に入る前に駐機場に引き返し、32分遅れで熊本空港に向かったということです。

ソラシドエアは乗務員から聞き取りをするなどして、当時の状況を詳しく調べています。

ソラシドエアは「ご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げます。このことを深く反省し、確実な再発防止策を構築・実施することで、信頼回復に向けて取り組んでいきます」とコメントしています。