高校生が性の問題考える講座 看護学ぶ大学生が講師 宮崎

大学で看護を学ぶ学生が講師を務め、年の近い思春期の高校生たちに相手の意思を尊重した恋愛や避妊の重要性など、性の問題について考えてもらう講座が宮崎市の高校で開かれました。

7日、宮崎学園で開かれた講座では宮崎大学医学部の看護学科の学生が講師役となり、高校1年の男女34人が出席しました。

高校生たちはまず、4、5人ごとのグループに分かれて、カードを使ったボードゲームを行い、カードに書かれた内容を通じて性に関する知識を確認しました。

このあと大学生による講義が行われ、恋愛において性行為だけでなく、キスやハグも相手の意思の確認が必要なことや、避妊や性感染症予防についてきちんと考える重要性を伝えました。

出席した男子生徒は、「こうした機会を通じて知識を共有することの大切さがよくわかった。これから自分と、自分の大切な人を守っていきたい」と話していました。

講義を行った大学3年生の宮脇由記子さんは、「性の授業はふだんあまり受けていないと思うので、同世代だからこそわかりやすく伝えていきたい」と話していました。