近海かつおの一本釣り日本一の宮崎 初がつお漁の到来宣言

近海での「かつお一本釣り漁」が盛んな宮崎県で、今シーズンの水揚げが本格化している初がつおをPRするイベントが始まり、宮崎市の市場でシーズンの到来を宣言しました。

宮崎県は、近海での「かつお一本釣り漁」の漁獲量が29年連続で日本一となっていて、今シーズンも水揚げが本格化している初がつおを「宮崎初かつおフェア」という催しでPRしています。

4日朝は、宮崎市の中央卸売市場で、卸売会社の関係者や仲買人などおよそ20人が集まって記念のイベントが開かれ、漁期の到来を宣言したあと、三本締めで今シーズンの豊漁を祈願しました。

そして、日南市の目井津港などで水揚げされたばかりの初がつおがさっそく競りにかけられ、高いものでは、今シーズンで最も高い1キロあたり1400円の値がついたということです。

卸売会社によりますと、先月は例年の2倍ほどにあたる1日あたり20トンから30トンの初がつおが競りにかけられているということです。

かつお漁のピークは来月までで、期間中は初がつおを取り扱う県内のスーパーや鮮魚店、およそ200店舗でのぼりやポスターをかかげたり、イベントに合わせて初がつおがふるまわれたりするということです。

卸売会社の黒木祐幸さんは「宮崎にはおいしい食材が多く、かつおはその代表の1つだと思います。ぜひ県内外の人にたくさん味わってほしい」と話していました。