綾町 全町民の氏名 住所 生年月日をホームページに誤掲載

綾町は町民全員にあたる6900人余りの氏名や住所、それに生年月日の個人情報を先月、2週間に渡ってホームページ上に誤って掲載していたことを明らかにしました。

これは綾町の松本俊二町長などが2日、臨時の記者会見を開き明らかにしました。

それによりますと住民税などの相談の予約情報を伝えるホームページに先月16日から29日までの間、ことし1月1日時点で綾町に住民登録のある6939人の個人情報を含んだファイルを誤って掲載していたということです。

ファイルには当時の町民全員の氏名や住所、それに生年月日が記されていて、このうち297人に関しては電話番号のほか住民税などの申告相談の電話予約の際に聞き取った内容も閲覧できるようになっていたということです。

さらにホームページを閲覧した外部から先月26日に町の「問い合わせフォーム」を使って指摘があったものの、確認したのが3日後の29日だったということで、町はその際にファイルを削除し、これまでのところ、悪用された報告はないということです。

ホームページに掲載する際の町の担当者と承認を行う上司などの確認が不十分だったことが原因だということで、町は2日、防災行政無線で全世帯に向けて事態を伝え謝罪しました。

松本町長は「個人情報の漏えいは極めて重大な問題で事務処理手順の遵守を徹底したい。この事態が再び起こらないよう事務処理手順の見直したい」と話していました。