東九州自動車道 日南〜串間13キロ 事業化へ 全線開通へ

東九州自動車道で唯一、事業化されていなかった日南市と串間市のおよそ13キロの区間について、国土交通省は来年度の事業化に向けた最終的な手続きに入ると発表しました。
これで、東九州自動車道の未開通となっていた区間がすべて事業化される見通しとなりました。

事業化に向けた最終的な手続きに入ることになったのは、東九州自動車道の、▽日南市南郷と串間市奈留の間の13.3キロの区間です。

国土交通省によりますと、総事業費はおよそ650億円の見通しで、今後、有識者でつくる委員会で事業化の妥当性の判断を行ったうえで早ければ来年度に事業化され、道路の設計や測量などの調査が始まるということです。

これで、東九州自動車道の未開通となっていた区間がすべて事業化され、全長およそ187キロの県内の区間が全線開通する見通しとなりました。

東九州自動車道の県南部の区間では、▽去年3月に清武南インターチェンジと日南北郷インターチェンジの間が開通したほか、▽日南市の東郷と南郷の間、▽それに串間市の奈留と鹿児島県の志布志市の間で現在、建設工事が進められています。

河野知事は「全線開通に向け前進すると期待している。沿線自治体と連携を図りながら国に対し事業の推進を要望し、東九州自動車道の一日も早い全線開通を目指して全力で取り組む」とコメントしています。