「特定技能」在留資格を持つ外国人 空飛ぶ新玉ネギを収穫

人手不足に悩む農業の分野でも外国人材の活用は進んでいます。
延岡市では、「特定技能」の在留資格を持つ外国人が特産の空飛ぶ新玉ネギの収穫にあたっています。

この取り組みは延岡市が県外の人材サービス会社と連携し「特定技能」の在留資格を持つ外国人に人手不足が深刻になる繁忙期の人材を確保しようと去年12月から始めました。

現在は福島県など繁忙期の異なる全国各地の産地をわたりながら農業にあたっている「特定技能1号」のインドネシア人の男性が市の特産で出荷の最盛期を迎えている「空飛ぶ新玉ネギ」の収穫にあたっています。

この取り組みは今月までの3か月間行われる実証実験ですが、市では人手不足が深刻な農業分野での人材の確保を続けるため、今後も派遣された外国人材を活用していくことにしています。

インドネシア人の男性は、「インドネシアでの農作業の経験を生かしてうまく収穫できた。農家の人から『ありがたい』と言われてうれしい。帰国後も農業を続けるので引き続き勉強を頑張りたい」と話していました。

三雲農園の三雲治男さんは「作業の進め方も上手で、説明を素直に聞いて生かしてくれて真面目。周囲を見ても働き手が少なくなっているのを感じているので、人手不足を解消するためにも外国人材の活用は必要不可欠になってくると思う」と話していました。