宮崎県含む九州南部で「春一番」4月上旬から下旬並みの暖かさ

低気圧の影響で宮崎県を含む九州南部では19日、南寄りの風が強まり、気象台は「春一番が吹いた」と発表しました。

宮崎地方気象台によりますと、日本海にある前線を伴う低気圧に向かって南寄りの風が強まり、県内では19日、各地で雨が降った一方で気温が上がりました。

日中の最高気温は、宮崎空港で22.3度、宮崎市と日南市で20.6度、都城市で20.4度などと、4月上旬から下旬並みの暖かさとなりました。

この暖かさの中、気象台は夕方、九州南部で「春一番が吹いた」と発表しました。

去年よりは9日遅い発表で、延岡市北浦では昼すぎに14.8メートルの最大瞬間風速を観測しました。

20日も県内は前線や湿った空気の影響でぐずついた天気となる見込みですが、日中の最高気温は、宮崎市と日南市、都城市で22度と予想されるなど、季節外れの暖かさは続きそうです。