防犯カメラ付き自販機設置推進へ 飲料メーカーと警察など協定

地域の安全を守ろうと大手飲料メーカーや警察などが協定を結び、防犯カメラ付きの自動販売機の設置を進めていくことになりました。

これは、大手飲料メーカーの「アサヒ飲料」と警察などが連携して取り組むもので、16日、県警察本部で協定の締結式が行われました。

この飲料メーカーでは、これまでに全国で80台余りの防犯カメラ付き自動販売機を設置していて、県内でも都城市にある道の駅「都城NiQLL」のほか、日向市と高千穂町に合わせて3台設置されています。

警察によりますと、去年、県内では子どもや女性を狙った不審な声かけやつきまといなどが520件と、前の年をおよそ50件上回っています。

今後は希望する事業者のほか、子どもや女性、それに地域の安全を守るために効果的な場所について話し合いながらさらに設置を進めていくということです。

県警察本部の迎修二生活安全部長は「安心、安全を見守る目が増えれば犯罪をより抑止できる。どんな角度で設置すれば効果的かといったアドバイスなどを通じ、実効性を高めたい」と話していました。