高校生や大学生が企業の経営者らと座談会で交流 宮崎市

県内の高校生や大学生に地元での就職に興味を持ってもらおうと企業の経営者らと交流する座談会が宮崎市で開かれました。

座談会は地元の経済団体や宮崎大学などが作る団体が企画し、県内の高校生と大学生、およそ30人が参加しました。

7日は介護事業を展開する会社や食品メーカーなど県内企業の経営者5人が招かれ、初めに事業内容などが紹介されました。

このあと学生たちはそれぞれ関心のある企業の経営者と交流し、給与や仕事の内容などについて質問しました。

このうち介護事業を展開する宮崎市の会社のテーブルでは副社長が介護の分野は人手不足が深刻で、賃金を上げて人材確保に取り組んでいることや、社会的に大切な仕事だと誇りをもてる職場作りに力を入れていることなどを紹介しました。

また、養殖キャビアの製造・販売会社に対しては学生から「起業には何が大切か」と質問が投げかけられ、社長が「自分が実現したいことをいかに情熱を持って語れるかが重要だ」と答えていました。

宮崎市の高校2年生の男子生徒は「介護には大変な印象があったが楽しさもあると感じられ、イメージが変わりました」と話していました。

また、高校2年生の女子生徒は「将来、自分も宮崎を盛り上げられる人になりたいと思いました」と話していました。