商業施設の駐車場有効活用でサウナ施設が来月オープン 宮崎市

人口減少などの影響で平日を中心に空くことが多い商業施設の駐車場のスペースを有効活用しようと、宮崎市にサウナ施設が来月オープンすることになり内覧会が開かれました。

来月1日にオープンするのは、「バレルサウナ」と呼ばれる屋外に設置する「たる型」のサウナなど2つのサウナです。

宮崎市にある大型商業施設の駐車場の区画6台分を使って設けられました。

サウナは、宮崎県産の杉が使われ、熱した石に水をかけて蒸気を発生させるロウリュや壁が設けられ、青空の下で外気に触れられるデッキやシャワーなどが完備されていて、2つのサウナは最大16人が利用できるということです。

サウナ施設の一部は、移動式のトレーラーに設けられていて、運営会社では、将来的には、空きスペースを活用したビジネスとして展開したいと考えているということです。

利用には事前の予約が必要で、費用はいずれも1時間半で個人の場合、1人1650円貸し切りの場合、1万3200円だということです。

宮崎市のサウナ運営会社の揚松晴也社長は「空きスペースから新しい売り上げを創出できる。人口減少で今後遊休地が増えてくる中で、公共施設やコインランドリーなど隙間時間が生まれる場所にサウナを増やしたい」と話していました。

また、商業施設の山口直己さんは「駐車場の有効活用として注目した。施設のテナントとコラボイベントも企画し、家族の買い物を待つお父さんや学生などさまざまな層に来て欲しい」と話していました。