延岡市特産“空飛ぶ新玉ネギ”の初競り

「空飛ぶ新玉ネギ」というブランド名で知られる、延岡市特産のごくわせ品種の新たまねぎの初競りが行われました。

この新たまねぎは、延岡市の長い日照時間を利用して生産されているごくわせ品種で、空を飛ぶようにいち早く全国の消費者に届けたいという思いを込めて「空飛ぶ新玉ネギ」と名付けられ、地元の特産品としてブランド化されています。

延岡綜合地方卸売市場では、29日の朝7時から葉の付いた新たまねぎおよそ500キロが持ち込まれ、初競りが行われました。

競り人の威勢のいいかけ声が飛び交う中、最も高いものは、直径10センチほどのサイズで1玉300円の値が付きました。

「空飛ぶ新玉ネギ」は甘くて柔らかいのが特徴で、JA延岡によりますと、ことしは台風の影響が少なく、日照時間にも恵まれて順調に生育し、去年より5日早い出荷になったということです。

「JA延岡玉ネギ部会」の三雲治男会長は「辛みが少なくみずみずしい『空飛ぶ新玉ネギ』をぜひ生で食べて、違いを感じてみてほしい」と話していました。

「空飛ぶ新玉ネギ」の出荷は3月中旬まで続き、県内をはじめ、九州や関東などへ例年並みのおよそ20トンの出荷が見込まれています。