自転車通学中のヘルメット着用 宮崎北高が校則に盛り込む

自転車に乗る際のヘルメットの着用については去年、法改正で努力義務となりましたが、宮崎北高校では県内で高校生の事故が相次いでいることから、通学中のヘルメット着用を校則に盛り込みました。

宮崎北高校では、去年、夏と秋に全校生徒を対象に通学中のヘルメット着用についてアンケートを取ったところ、7割以上が「着けるべき」と回答し、先月、校則としました。

学校によりますと、通学中のヘルメット着用を校則とするのは県立高校では初めてだということです。

学校では12日朝も、自転車通学をする多くの生徒がヘルメットをかぶって登校していました。

県警察本部によりますと、去年、県内で起きた自転車の人身事故は420件で、このうち高校生が関係する事故がおよそ3割を占めましたが、ヘルメットをかぶっていたケースは12件だったということです。

1年生の男子生徒は「髪の毛のセットが崩れたりするのが嫌で、少しめんどくさいと思うが、命を守るために大切だと思っています」と話していました。

2年生で生徒会長の池上雄人さんは「自転車で通学している時に車とぶつかりそうになることもある。はじめは抵抗感もあったが、慣れてきました。着けることで安心感が違います」と話していました。