宮崎市のNPO法人が避難所に送る支援物資の受け付け始める

宮崎市のNPO法人は能登半島地震で被災した石川県の避難所に送る食料品や飲料水などの支援物資の受け付けを始めています。

支援物資の受け付けは、NPO法人の「宮崎文化本舗」が、今月6日から市内4か所で始めました。

このうち、宮崎市民プラザの3階にある宮崎市民活動センターには、9日も次々に段ボール箱を抱えた市民が訪れ、物資を手渡していました。

新品の防寒着と使い捨てカイロを届けた宮崎市の女性は、「現地は雪が降ってとても寒そうなので、少しでも暖かくなってもらえたら」と話していました。

受け付けているのは、食料品、飲料水、カイロや防寒着などの暖が取れるもの、ブルーシート、簡易トイレ、生理用品、水を必要としないシャンプーで、これ以外は受け入れていません。

また、食料品は生鮮品以外の調理が簡単なものに限ります。

これまでに段ボール箱で50箱余りの物資が集まり、9日中に第1便として宅配便で現地に発送する予定です。

そして、石川県の営業所で連携しているNPOのスタッフが受け取り、直接、避難所に届ける手はずになっているということです。

宮崎文化本舗の石田達也代表理事は「現地が何を必要としているのか見極めながら、息の長い支援をしていきたい」と話していました。

受け付ける物品については現地のニーズの変化に応じて随時、ホームページで知らせるということです。