出身地や国籍を問わず参加できる20歳を祝う式典開催 宮崎市

「成人の日」の8日、20歳を祝う式典が出身地や国籍を問わず参加できる形で宮崎市で開かれ、外国人留学生を中心に20人余りが参加しました。

宮崎市では、毎年、中学校区ごとに「はたちの集い」を開いていますが、市内に住んでいれば出身地や国籍を問わず参加できる式典会場を、ことし初めて設けました。

会場となった宮崎市民プラザには、外国人留学生を中心にことし4月までの1年間に20歳となる若者、20人余りが集まりました。

式典では清山市長が「20歳は大人の自由と責任を手にする一方で、まだ失敗が許される年代です。失敗を恐れずがむしゃらに努力し、挑戦してほしい」と激励しました。

これに対し、中学生時代は県外に住んでいた専門学校生の笹本涼介さんが出席者を代表して「大人としての自覚と責任を持ち新たな道を突き進んでいきます」と、誓いのことばを述べました。

また、ベトナム出身の留学生、グエン レ タン トゥインさんも「日本文化をたくさん知って勉強を頑張り、友だちや困っている人を助けられる大人になりたい」と述べました。

留学生の中には、母国の衣装に身を包んだ人もいて、式のあと、記念写真を撮るなどしていました。

ネパール出身の ギリ サンジタさんは「友だちと一緒に参加できて楽しかった。アルバイトも勉強も頑張りたい」と話していました。