新年恒例の賀詞交歓会 経済界の代表ら一堂に会す 宮崎市

県内の経済界の代表が一堂に会して年始のあいさつを交わす新年恒例の「賀詞交歓会」が宮崎市で開かれました。

宮崎商工会議所が宮崎市のホテルで開いた賀詞交歓会には、河野知事や県内の企業の経営者、経済団体の関係者などおよそ800人が集まりました。

はじめに全員で元日に起きた地震の犠牲者に黙とうをささげました。

このあと宮崎商工会議所の米良充典会頭の音頭で乾杯し、出席者たちは互いに名刺を交換したり年始のあいさつを交わしたりしていました。

NHKでは出席者にことし1年を表すキーワードをフリップに書いてもらい、その意図を聞きました。

宮崎市観光協会の会長を務める宮交ホールディングスの渡邊俊隆社長は「宮崎 魅力から選ばれる」と書きました。

これについて渡邊社長は「去年、新型コロナが5類に移行し人の流れが動き始め観光客も多くなってきたが、ことしも同じ状況が続くかわからない。魅力やアピールできる強みを持ち、お客さまに選ばれる宮崎市とグループでありたい」と述べました。

JA宮崎中央会の栗原俊朗会長はことし4月に県内の13のJAが合併し、「県域JA」が発足することを受けて、「変革の年」と書きました。

栗原会長は「県域JAで組織が大きくなり制度や仕事も変わるが、組合員のためになるJA作りをやっていきたい。組合員とともに日本の食糧基地としての宮崎の役割を果たしていきたい」と説明しました。

県トラック協会の牧田信良会長は「2024 安全第一」と記しました。

来年度からドライバーの時間外労働の上限が規制されることについて、「労働時間が短くなってみんなが働きやすくなる環境になるがその分サービスをしづらい環境になる。効率を上げながらも安全第一で乗り越えていきたい」と話していました。

また、航空会社の「ソラシドエア」、高橋宏輔社長は「安全と変革」と書きました。

高橋社長は羽田空港の事故を踏まえて、「航空業界は年明け早々、未曽有の大事故が発生した。昨年はコロナ禍があけてお客さまが増えてきた一方、いかに安全が重要かを業界全体で思い知らされたので気を引き締めて安全最優先でみなさんに安心な旅を届けていきたい」と安全の重要性を改めて強調しました。