留学生のための企業見学ツアー 施設見学や従業員と交流

県内での就職に関心を持つ留学生に、地元企業を訪れて実際に施設の見学や従業員と交流してもらうバスツアーが、宮崎市で開かれました。

このバスツアーは、県内就職に関心を持つ留学生と外国人材の受け入れを考えている地元企業とのマッチングを図ろうと宮崎大学などが企画したもので、タイやナイジェリアなど5か国の留学生が参加しました。

留学生たちは宮崎市のシーガイアを訪れ、この施設のレストランで働く中国人の従業員や海外への留学経験を持つ日本人の従業員から、語学を生かした接客で喜ばれた経験など仕事のやりがいを聞いていました。

このあと、ホテル最上階にあるチャペルやスイートルームなどを見学し、このホテルの“売り”の1つとなっている海を一望できる展望に驚きの声を上げていました。

ホテル業界に関心がある宮崎大学3年でタイ国籍の正田優人さんは、「ツアーで業界のことが知れて、良い勉強になりました。宮崎で働きたいと思っています」と話していました。

ツアーを企画した宮崎大学の「学び・学生支援機構」の職員、北原春華さんは、「県内でも留学生が就職できる会社はあるが、まだまだ知られていないので、こうしたツアーを通して県内就職の選択肢を伝えたい」と話していました。