受験生をメンチ「カツ」の給食で応援 都城

メンチカツを食べて「受験に勝ってほしい」。
都城市の中学校の給食に地元の精肉店から提供されたメンチカツが出され、高校受験を控えた生徒たちが食べて英気を養いました。

養豚の盛んな都城市では、地元産のメンチカツを「都城メンチ」と呼んで新たな名物にしようと、市と精肉店などが去年から協力して売り出しています。

18日は、市内の精肉店などで作る「都城メンチ協議会」の福島光代副会長らが小松原中学校を訪れ、高校受験を控えた3年生たちにメンチカツを贈りました。

このあと給食の時間に早速メンチカツが出され、生徒たちは8センチほどの大きさのカツにかぶりつき、おいしそうに味わっていました。

女子生徒の1人は「メンチカツを食べて元気になり、このまま受験まで頑張ろうと思えた」と話していました。

ほかの中学校では、市内の精肉店や道の駅など13の店舗に持参すると、メンチカツをもらえる引換券が後日、3年生にプレゼントされることになっています。

福島副会長は「生徒たちがおいしいと言いながら食べてくれて、とてもうれしかった。都城のメンチカツで気分を『あげ』て、受験に『勝って』ほしい」と話していました。