テゲバジャーロ宮崎の経営権 「宮交シティ」に移譲発表

サッカーJ3、テゲバジャーロ宮崎の経営権が、これまでの親会社から宮交シティに移ることが、15日、記者会見で発表されました。
現在、宮交シティは不動産業などを展開する「いちご」のグループ会社で、チームの強化や新たなファンの獲得へ力をいれていく方針です。

会見はテゲバジャーロのホームスタジアム、ユニリーバスタジアム新富で行われ、新旧双方の親会社から代表者が出席しました。

この中でクラブの経営権とすべての株式について、13日付けで、福岡県で通信販売業などを行う「エモテント」から宮交シティに譲渡されたことが発表されました。

宮交シティは現在、東京に本店を置き、不動産業などを展開する「いちご」の傘下のグループ会社となっています。

その「いちご」は県内を含むさまざまなアスリートの支援も行っていて、新たな経営体制のもと資金力やスポーツビジネスのノウハウも生かし、チームの強化や練習環境の整備、ファン層の拡大などに力を入れる方針です。

また、将来的には保有する株式を県内の複数の企業で持ち合い、サッカーを通じて地域に貢献できるクラブ作りを進めていきたいとしています。

新たな親会社となった宮交シティの石原実会長は「いままで以上に地元の皆様に愛されるクラブになるよう一生懸命やっていきたい」と話していました。