米軍ステルス戦闘機「F35B」 空自新田原基地に初めて着陸

アメリカ軍の最新鋭のステルス戦闘機「F35B」が12日、日米共同訓練に参加するため新富町の航空自衛隊新田原基地に降り立ちました。
県によりますとF35Bが新田原基地に着陸するのは初めてだということです。

F35Bは短い滑走での離陸や垂直着陸が可能な最新鋭のステルス戦闘機です。

12日午前10時半ごろ、アメリカ軍の岩国基地に所属する2機が現在、行われている日米共同訓練に参加するため、新田原基地に降り立ちました。

県によりますと、F35Bが新田原基地に着陸するのは初めてだということです。

基地の東側にある展望台にはカメラを手にした人たちが集まり、午後3時すぎに基地を飛び立つ際にはごう音を響かせながら離陸する機体を写真に収めていました。

F35Bについては、防衛省が今後、42機を調達する計画で、来年度末に最初の6機を新田原基地に配備することを決めています。

展望台を訪れた宮崎市の80代の男性は「今、配備されているF15と比べると音に迫力がありました。今の国際情勢を考えるとF35Bの配備もやむをえないと思う」と話していました。

また、基地近くの飲食店で働く50代の女性は「私は飛行機が好きですが地元の人は事故や騒音の不安などいろいろな思いがあると思う。安全飛行を徹底してほしい」と話していました。

日米共同訓練は新田原基地を拠点に四国沖や九州西方の空域で今月20日まで行われる予定です。