おせち料理用 ヤマメの甘露煮や昆布巻作りが最盛期 三股町

年の瀬が近づく中、三股町にあるヤマメの養殖場で、おせち料理に使われるヤマメの甘露煮や昆布巻き作りが最盛期を迎えています。

およそ60万匹のヤマメを養殖している三股町の養殖場「しゃくなげの森」では、毎年この時期におせち料理に使われるヤマメの甘露煮や昆布巻きを作っていて、今、最盛期を迎えています。

8日も朝から昆布巻き作りが行われ、甘く香ばしい香りが漂う中、従業員が3日間煮込んだ甘露煮を昆布で丁寧にくるんで筒状にしてひもで結んだあと、しょうゆや砂糖などが入った大鍋に入れて味を調えていました。

味を染み込ませてふっくら仕上げるために、こまめに火加減を調節することが大切だということです。

また、商品を真空パックに詰めて全国に発送する作業も行われていました。

養殖場「しゃくなげの森」の池辺美紀社長は「時間をかけて骨まで柔らかく、おいしく出来上がっています。50年の伝統の味をお正月に笑顔で食べてもらいたいです」と話していました。

養殖場では甘露煮や昆布巻きを合わせて8000本作る予定で、作業は年末まで続くということです。