子どもの「1型糖尿病」に理解を! 保護者らが県に要請書提出

生活習慣ではなく、免疫不全が原因とされる「1型糖尿病」の子どもの保護者で作る団体が、学校の教員に病気への正しい理解を求める要請書を県に提出しました。

27日は県内の1型糖尿病の子どもの保護者30人余りで作る団体「ヤングフェニックスはまゆう会」が県庁を訪れ、小学6年生の娘が患者の糸平裕美さんが県教育委員会の担当者に要請書を手渡しました。

1型糖尿病は、生活習慣ではなく、免疫不全が原因とされ、子どものころに発症することが多く、患者は1日数回、自分でインスリンを注入して血糖値を下げたり、低血糖で意識を失わないように運動後などにブドウ糖を補給したりする必要があります。

団体によりますと、このインスリンの注入は子どもが1人で行うことができますが、学校によっては理解が足りず毎回の保護者の立ち合いや宿泊学習での付き添いを求めるなど対応に差があるということです。

また、発症の割合は10万人に1人ほどと少なく、生活習慣が原因の「2型糖尿病」と混同され、子どもや家族に心無い言葉がかけられることもあるということです。

県が把握している県内の20歳未満の患者は66人で、要望では病気を正しく理解してもらおうと1型糖尿病の日常的に必要なケアなどについて教職員を対象にした研修を実施することを求めています。

糸平さんは「生活習慣病だと思われることが一番、子どもや親は傷つくのでまずは1型糖尿病のことを知ってもらい、子どもが安心して通える学校になってほしい」と話していました。

県教育委員会スポーツ振興課の原田昭彦主幹は「教員への研修の在り方を研究し学校現場で適切に対応できるようにしたい」と話していました。