指名競争入札めぐり副市長逮捕 串間市長が新たな仕組み検討へ

串間市が発注した設計業務の指名競争入札をめぐり、副市長が逮捕された事件を受け、島田俊光市長は21日の定例会見で、入札の新たな仕組み作りを検討する考えを示しました。

事件では串間市が発注した消防庁舎新築工事の設計の指名競争入札をめぐり、福添忠義副市長や会社役員らあわせて5人が官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されました。

21日の定例会見で島田市長は「市民のみなさまの市政に対する信頼を損ねる事態となったことについて改めて深くおわびします。信頼回復に市役所一丸となって取り組んで参ります」と陳謝しました。

そのうえで現在の入札の仕組みについて「今までのようなやり方ではいけないと思う。今後、有識者から意見を聞き、議会とも調整しながら新しい制度、取り組み方を作り上げていきたい」と述べ、不正を防止するための新たな仕組み作りを検討する考えを示しました。