宮崎市のミスで障害者の氏名や住所など個人情報流出

宮崎市のミスで障害者の氏名や住所など個人情報流出

障害のある人からふろしきのデザインを募集する宮崎市の事業で、応募者の氏名や住所などの個人情報が流出していたことが分かりました。
市によりますと、関係のない第三者のメールアドレスを誤って作品の送付先に指定していたことが原因だということです。

この事業は、宮崎市がことし9月から障害のある人を対象にふろしきのデザインを募集し、優秀な作品を製品化して芸術文化活動を後押ししようとしていたものです。

市によりますと、応募の際には、デザインの画像のほか、氏名や所属先の団体名、住所、それに電話番号などをメールで送ることになっていましたが、募集要項に記載した宛先のアドレスが誤っていたということです。

宛先に指定されていたのは、すでに第三者が所有していたフリーメールのアドレスで、おととい、応募した学校から作品が届いたかについて問い合わせがあったのをきっかけにミスが発覚したということです。

これまで把握できただけで少なくとも15人の個人情報を含むメールが、無関係の第三者に送られていたことが分かっていますが、市がアドレスの所有者と連絡を取ろうとしても返信がないということです。

宮崎市文化・市民活動課は「個人情報を含む事務処理のミスで大変申し訳ない。誤ったアドレスに作品を送った人は連絡をいただきたい」と話しています。