県産食品などの輸出拡大へ 輸出促進フォーラム

宮崎県産の食品などの輸出を拡大しようと、生産者たちが情報やアイデアを交換するフォーラムが宮崎市で開かれ、県内企業の先進事例や海外市場の動向などについて理解を深めました。

このフォーラムは県産の農林水産物や食品の輸出をさらに拡大しようと開かれたもので、会場には生産や流通に関係する企業の担当者などおよそ100人が集まりました。

はじめに輸出を行う企業の取り組みが紹介され、このうち酢やソースなどを製造する食品メーカーの担当者からは10年ほど前はほぼゼロだった輸出が、国内外の商談会に積極的に参加することでアメリカを中心とした販路の開拓につながったことなどが説明されました。

このあと参加者はグループに分かれて、海外の市場の傾向や円安の影響などより具体的に海外への輸出の課題や方法について、意見交換するなどして理解を深めていました。

日向夏などを生産する農園の担当者は「ジュースなどを輸出したいと考えているので、きょうは輸出入に関する規制なども知ることができてとても参考になった」と話していました。

宮崎県農業流通ブランド課の松宮哲夫主幹は「海外への輸出はニーズや規制の違いなど国内とは異なる課題があるので意欲的な生産者や事業者をしっかりサポートしたい」と話していました。