宮崎県内4つの大学が海外の大学と連携 グローバル人材育成へ

グローバル人材の育成を目指す新たな取り組みです。
宮崎大学など県内4つの大学は、アメリカや韓国など海外の大学とオンライン授業や学生の受け入れなどで連携していくことになりました。

これは、16日▽宮崎大学と▽南九州大学、▽それに宮崎国際大学と▽宮崎学園短期大学が、宮崎市で合同で記者会見して発表しました。

この4つの大学は今年度から5年間にわたって▽アメリカのインディアナ大学や▽韓国のスンチョン大学▼それに台湾の大葉大学などの海外の5つの大学と人材育成で連携していくということです。

具体的には、脱炭素など持続可能な社会の実現に向けた地域の課題を巡ってオンライン授業を相互に行うほかインターネット上の仮想空間、メタバースの中で学生同士が英語で意見交換したり交流したりする場も設けるということです。

さらに来年度からは宮崎と海外の大学でそれぞれ20人の学生を相互に受け入れ、現地の課題の解決に向けたフィールドワークを行うことにしています。

総事業費はおよそ1億8000万円で国の事業を活用し、グローバルに活躍できる国際的な視点を持った人材の育成を目指していくということです。

宮崎大学の村上啓介副学長は「グローバル人材の育成が大学でも必要な時代になり、多文化共生や異文化の理解など広い視野を持つ能力を学生に求めていきたい」と話していました。