管理栄養士を目指す学生 かつおのさばき方を学ぶ

若い人たちの間で魚離れが進む中、消費拡大につなげようと、管理栄養士を目指す学生にかつおのさばき方を教える調理実習が4日、宮崎市の大学で行われました。

宮崎市にある南九州大学の健康栄養学部管理栄養学科では、かつおの消費拡大に役立ててもらおうと、2年前から「かつおを美味しく食べる」レシピの開発に取り組み、11月、新しいレシピを披露することになっています。

これを前に、4日、大学でかつおのさばき方を学ぶ実習が行われ、管理栄養士を目指す2年生26人が参加しました。

日南市の南郷漁業協同組合の職員が講師を務め、4日地元の沖合で一本釣りされた重さ4キロ余りのかつおが用意されました。

最初に講師が目のまわりが透き通っていると新鮮なかつおであることを教えたあと、お手本として3枚おろしを実演しました。

このあと、学生たちもうろこを落としたり、表面の皮を剥ぐなとしてから3枚おろしに挑戦しました。

かつおを初めてさばいたという学生は「魚が大きくて包丁の刃を入れるのは難しかったが、思ったより身が柔らかく、楽しくできました」と話していました。

指導に当たった南郷漁業協同組合の發田大介さんは「魚をさばかないから魚から遠ざかってしまう。楽しいので、どんどんさばいてもらい、消費拡大につなげてほしい」と話していました。