宮崎 去年の人身事故 橘通の通称「デパート前交差点」が最多

去年1年間に県内で起きた人身事故について損害保険会社でつくる団体が調査した結果、宮崎市中心部、橘通の交差点通称「デパート前交差点」で最も多く発生していたことがわかりました。

損害保険会社でつくる日本損害保険協会は、毎年、人身事故が多発する交差点を都道府県ごとにまとめて公表しています。

それによりますと去年1年間に県内で起きた人身事故は3798件、死傷者は4277人で、このうち、交差点や交差点付近での事故が1800件あまりと全体の半数近く、また死者の35%あまりを占めています。

人身事故が最も多く起きた交差点は宮崎市中心部の「橘通三丁目交差点」通称「デパート前交差点」の6件で、国道が交差し車線の数が多いほか通勤時間帯には渋滞が発生するため安全確認を怠った追突事故が多いと分析していて運転に集中し十分な車間距離を取るよう呼びかけています。

これに次いで事故が多かったのは▽宮崎市の「平和台大橋東交差点」や、▽延岡市の「出北南交差点」、▽門川町の「門川小学校入口交差点」など5つの市と町の8つの交差点でそれぞれ5件となっています。

日本損害保険協会は、こうした情報をホームページで公開していて、交差点の特徴や起きやすい事故の類型などを確認して、安全運転につなげてほしいとしています。