アジアパラ大会 陸上競技に宮崎大の中川もえさん 出場へ

来月、中国の杭州で開かれるアジアパラ大会の陸上競技に宮崎大学の中川もえさんが日本代表として出場することが決まり、21日、大学の学長に抱負を語りました。

中川さんは宮崎大学医学部看護学科の2年生で、来月22日から中国・杭州で始まるアジアパラ大会で、陸上女子100メートルの腕に障害のあるクラスに日本代表として出場します。

21日は、大学の鮫島浩学長のもとを訪れ、大会の出場を報告しました。

宮崎市出身の中川さんは、生まれつき右手首から先がない障害がありますが、小学生から陸上を続け、おととし、中東のバーレーンで開かれたアジアユースパラ大会では、自己ベストの12秒89をマークして優勝しました。

年齢制限のない国際大会への出場は今回が初めてで、鮫島学長に「自分の走りをしっかりとしたい」と抱負を語りました。

将来は看護師を目指していて、大学によりますと、学科内で学年トップクラスの成績を収めるなど、文武両道を実践しているということです。

中川さんは「すごい選手たちがいると思うが、雰囲気に飲まれず自分の走りをすることが一番です。決勝進出やメダルを目指して残り1か月、しっかりトレーニングしたいです」と話していました。