“世界の食糧問題”宮崎大やアジア各国の大学院生が研究発表
宮崎大学やアジア各国の大学で農学を学ぶ大学院生たちが世界の食糧問題などをテーマに研究内容を発表し、交流するセミナーが宮崎市で行われています。
セミナーは18日から5日間の日程で行われ、宮崎大学のほか、中国、韓国、タイの大学から農学などについて学ぶ大学院生、およそ20人が参加しています。
15回目を迎えた今回は4年ぶりに対面で開催され、19日は宮崎市のホテルで各大学ごとに食糧問題などをテーマにふだんの研究内容を英語で発表しました。
このうち、タイの学生は稲の病気の研究について発表し、害を与える病原菌を遺伝子レベルで分析していることを説明しました。
発表が終わるごとに質疑応答の時間が設けられ、会場の学生たちが熱心に質問していました。
発表会のあとは全員でホテル近くの青島神社を訪れ、記念撮影を行うなどして、交流を楽しんでいました。
セミナーは22日まで続き、宮崎大学の講義を受けたり、焼酎メーカーの施設を見学したりして、学術だけでなく歴史や文化についても学ぶということです。
ソウル市立大学の博士課程でさつまいもを研究をしているキムドヨンさんは「色んな研究をしている人と出会えてとてもよかったです。他の人の研究の話を聞き、今後、自分の研究にも活かせそうだと思いました」と話していました。