食事提供会社が提供停止 県内でも特別支援学校の給食ストップ

学校などに食事を提供する広島市の会社が突然、提供を停止した問題で、宮崎県でも特別支援学校で給食が提供できなくなっていることが分かりました。

県教育委員会によりますと給食が提供できなくなっているのは、日向ひまわり支援学校です。

この学校では、広島市中区に本社がある「ホーユー」に給食の調理を委託していましたが、今月2日から会社側と連絡が取れなくなったということです。

これまでは「ホーユー」が雇っている調理員が食事を作っていましたが、学校に通う60人あまりの給食が提供できなくなっていて、学校では保護者に弁当の持参を求めて対応しているということです。

県教育委員会によりますと、「ホーユー」は、このほかにも県内の5つの特別支援学校などで給食の調理業務を行っていて、このうち宮崎市の清武せいりゅう支援学校でも、7日から弁当を持参するよう求めているということです。

一方で、ほかの4つの学校では、今のところ調理員が給食を提供しているということですが、会社と連絡が取れないため今後の見通しはわからないということです。

「ホーユー」をめぐっては全国各地の学校などで突然、連絡が取れなくなり、給食が提供できなくなる事態が相次いでいます。

県教育委員会は、「これまで業者からの説明は何もない。給食の提供ができないと、学校生活にも支障がでるので新たな委託先に変更する方向で検討している」とコメントしています。