総雨量が300ミリの所も 土砂災害や河川の増水などに警戒を

県内では、31日朝から発達した雨雲が流れ込み、非常に激しい雨が降りました。
降り始めからの総雨量が300ミリに達した所もあり、気象台は土砂災害や河川の増水などに警戒を呼びかけています。

県内では、高気圧や台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定となっていて、北部を中心に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨や激しい雨が断続的に降りました。

29日夜の降り始めから31日午後5時までの総雨量は美郷町南郷で304ミリ、日之影町で299ミリ、延岡市北方で258ミリに達しています。

夕方の時点で雨足はいったん弱まりましたが、気象台によりますと、県内では31日夜のはじめごろにかけて1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがあるということです。

9月1日の夕方までの24時間に降る雨の量は、北部で80ミリ、南部で60ミリと予想されています。

気象台はこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるとして、31日夜はじめごろにかけて、平野部と北部の山沿いでは土砂災害に、北部平野部では河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。