宮崎市 運転代行配車アプリの利用促進へ
スマートフォンのアプリで場所を指定すると、最適な運転代行業者を呼べる民間のサービスが9月1日から宮崎市で始まります。
市では飲酒運転の防止などにつながるとして今後、利用を促していくことになりました。
この「AIRCLE」というアプリは、沖縄県のベンチャー企業がAI=人工知能の技術を活用して開発したものです。
運転代行の利用者がアプリの地図上で自分の車の場所と行き先を指定すると、最適な代行業者が自動的に表示され、選ぶだけで簡単に呼べるというものです。
このサービスが9月1日から宮崎市で始まるのを前に、30日、市役所で清山市長と開発企業の代表がアプリの利用促進に関する協定を結びました。
企業によりますと、宮崎市内で認可を受けた6つの運転代行業者と提携し、およそ30台の車を確保したということです。
一方、市としては観光業や飲食業などの活性化、それに飲酒運転の防止につながるとして、市の公式SNSや広報誌などでアプリを周知していくことにしています。
清山市長は「観光地や飲食店を安心して訪れることができるようになり、経済の成長につながる。多くの市民に利用してもらいたい」と話していました。
アプリを開発した「Alpaca.Lab」の棚原生磨代表は「新型コロナの影響で運転代行のドライバーが減ってつかまりにくくなっている。利用しやすくすることで飲酒運転を減らすことにも貢献したい」と話していました。