宮崎市で女性のタクシー運転手などが集まって意見交換会

タクシー運転手の確保が課題となる中、女性が働きやすい職場環境を整えようと女性運転手などが集まって意見を交わしました。

宮崎市で開かれた意見交換会には、県内に6つの営業所があるタクシー会社、宮崎第一交通で運転手や配車担当などとして勤務する女性およそ20人が参加しました。

意見交換会では、女性の運転手を増やす方法や女性が働きやすくするための職場環境の改善点などについて、参加者が4つのグループに分かれて話し合いました。

参加者からは、タクシー運転手は男性の仕事とか怖いなどのイメージがあるが、子育て中や介護中の女性も時間に融通が利くため働きやすく実際に体験してもらうことが重要だといった意見が出ていました。

このほか、女性が安心して働けるように女性専用の更衣室・休憩室の設置や女性の客が選びやすいように女性運転手の車両はピンク色に変更するなどの意見や要望なども出されていました。

この会社では、新規採用や定着に取り組んでいることから女性運転手は増加傾向にあるものの、235人の運転手のうち、女性は14人、割合は5.9%にとどまっているということです。

参加した20歳の女性ドライバーは、「車の運転が好きで始めてお客さんといろんな話ができるなど思ったより楽しい。女性ならではの気配りをもって仕事をしていきたい」と話していました。