ガソリン15年ぶり高値 182.5円で11週連続で値上がり

県内のレギュラーガソリンの今月14日時点の平均小売り価格は1リットルあたり182.5円で11週連続で値上がりしていて、15年ぶりの高値となっています。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、今月14日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は1リットルあたり182.5円と前の週から0.1円値上がりしました。

値上がりは11週連続で、2008年8月以来、15年ぶりの高値となっていて、統計が公表され始めてからの県内の最高値184.1円に迫る水準となっています。

このほか、ハイオクは前の週より0.2円上がって193.7円、軽油は0.2円下がって161.1円でした。

ガソリン価格の値上がりはサウジアラビアの追加減産の表明に加えて、円安傾向で原油の輸入価格が上昇していることなどが背景となっています。

国は17日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分から、1リットルあたり12.1円の補助金を支給しています。

石油情報センターは「原油価格が上昇していることに加え、国からの補助金が段階的に縮小されているため来週も値上がりが予想される」としています。