4年ぶりに日向ひょっとこ夏祭り 1100人余りが踊りを披露

日向市の夏の風物詩「日向ひょっとこ夏祭り」が4年ぶりに5日夜開かれ、全国から集まった1100人余りが郷土芸能の「ひょっとこ踊り」を披露しました。

「日向ひょっとこ夏祭り」はリズムに合わせてユーモラスに体全体をくねらす「ひょっとこ踊り」が人気の日向市の夏の風物詩で、ことし40周年を迎えるなど長年、老若男女に親しまれています。

祭りは新型コロナウイルスの影響で3年前から中止が続いていて、去年は感染拡大の影響で祭りのおよそ1週間前に急きょ中止となりました。

5日夜、4年ぶりに開かれた祭りには全国から開催を待ちわびていた1100人余りの踊り手が参加し、中心市街地のおよそ600メートルのコースを真っ赤なはっぴにひょっとこやきつねなどの面をかぶって、ひょっとこ踊りを披露しました。

また、沿道にはおよそ4万人の見物客が詰めかけユーモラスな踊りに笑い声をあげながら久しぶりの祭りを楽しんでいました。

見物に家族で訪れていた都農町の30代の女性は「いとこの子どもが上手に踊っていてかわいかったです。やっとにぎわいが戻りつつあるかなと感じました」と話していました。

初めて踊りに参加した延岡市の中学3年生の女子生徒は「難しいと思っていたけど踊っていると楽しくなってきました。コロナ禍前の祭りが戻ってきた感じがして楽しいです」と話していました。