県内各地で真夏日 西都原古墳群で約100万本のひまわり見頃

西都市の西都原古墳群では、およそ100万本のひまわりが見頃を迎え、訪れた人たちを楽しませています。

西都市では、口てい疫の影響で観光客の数が落ち込んだ13年前から、市内の観光地の1つ、西都原古墳群にあるおよそ6.5ヘクタールの畑に種をまいてひまわりを育てています。

今月に入って咲き始めたおよそ100万本のひまわりは、高さ1メートルほどに成長し、いまの時期に見頃を迎え、一面に広がる黄色のじゅうたんが訪れた人たちを出迎えています。

3連休の中日となる16日も、強い日ざしが照りつける中、ひまわり畑には大勢の家族連れや観光客が訪れ、写真を撮ったり散策したりして楽しんでいました。

毎年夫婦で見に来ているという宮崎市の60代の女性は「ことしも見に来られてよかったです。太陽に向かって咲くひまわりを見て、暑いけどこの夏も乗り切っていこうという気持ちになりました」と話していました。

16日の宮崎県内は、高気圧に覆われておおむね晴れて気温が上がり、日中の最高気温は西米良村で34.6度、宮崎市田野では34.5度、美郷町南郷で34.4度、西都市で33.3度と、県内すべての観測地点で30度を超える真夏日となりました。

連休最終日の17日は、湿った空気の影響で雲が広がり、雨が降るところもあり、16日よりは暑さは若干和らぐ見込みですが、日中の予想最高気温は、都城市で34度、宮崎市で33度、日南市油津と高千穂町で32度、延岡市で31度となっています。

西都原古墳群のひまわりは、秋に向けてコスモスを植えるために今月24日から刈り取り始めるということで、その前の22日、23日の2日間は自由に摘み取って持ち帰ることができるということです。