新型コロナの療養ホテル 通常営業再開 改修遅れ一部使えず

新型コロナの宿泊療養施設だった宮崎市のホテルが今月23日から通常営業を開始しました。
しかし、長期間使用を中止していた大浴場など設備の傷みが激しく、現在も一部の部屋や施設が使えない状況が続いています。

宮崎市高松町のビジネスホテル、「宮崎ライオンズホテル」は2020年の8月から新型コロナの軽症患者の宿泊療養施設として利用されてきました。

新型コロナの5類移行に伴ってその役目を終え、今月23日から通常営業を開始しました。

療養施設として使われた期間は感染対策で常に加湿器を稼働させていて、部屋の壁紙がはがれたり傷んだりしたため、116室のうちおよそ70室の壁紙を張り替え営業を再開しました。

しかし、残りの40室ほどは今も張り替えができておらず、利用できない状況が続いています。

また、使用を中止していた大浴場についてもひのきの湯船が腐食していて、改修のめどが立っていないということです。

宮崎ライオンズホテルの原井達哉さんは「まだ改修工事が終わっていない所もあり、完全ではない状態です。いつ万全な状態で受け入れられるようになるか分からないが、以前よりもお客様が快適に過ごせるホテルにしていきたいと思っています」と話していました。