うつぶせ寝で乳児死亡の保育施設 来月から再開へ 宮崎
ことし3月にうつぶせで寝ていた乳児が死亡し、その後、休園していた宮崎市の保育施設が市の改善勧告に基づき再発防止策を講じたとして来月から再開することになりました。
これは27日、市が記者会見を開いて明らかにしました。
ことし3月、宮崎市の認可外の保育施設でうつ伏せで昼寝をしていた1歳未満の乳児に異変が見つかり、病院で死亡が確認されました。
その後、施設は休園しています。
市が行った立ち入り調査などでこの施設では当時、常時2人以上を部屋に配置する必要があったにもかかわらず、1人で保育にあたることがあるなど職員の態勢が不十分だったことが明らかになっています。
市によりますと施設では改善勧告を受けて▽常時2人を配置できるよう開所時間を24時間から12時間に短縮し、▽新たに休園日を設けたうえで▽1歳児以上の一時預かりのみにするなど運営内容を改めることにしたということです。
また、▽常時1人以上は保育士か准看護師を含む看護師を配置することや▽事故防止のマニュアルを施設内に常備することなども新たに取り組むということです。
そのうえで来月1日から再開することを決めたということです。
市保育幼稚園課の佐々木恵子課長は「子どもの大切な命を預かる、安心安全を託されている場所だということを心に刻んで保育をしてほしい」と話しています。