県警察学校で訓練中の新人警察官8人が熱中症症状で搬送

26日夕方、宮崎市の県警察学校で訓練中の新人警察官8人が熱中症の症状を訴えて病院に搬送されました。
警察によりますと、全員、軽症だということです。

26日午後4時半ごろ、宮崎市天満町にある県警察学校で、訓練中の18歳から19歳の新人警察官8人がめまいや吐き気など熱中症の症状を訴え、市内の病院に搬送されました。

警察学校によりますと、当時は大規模なデモなどを想定した警備訓練の最中で、5キロほどの盾を持ってグラウンドを2キロほど走り終えた直後だったということです。

全員が軽症で、現在、いずれも快方に向かっているということです。

訓練は午後1時前から5時すぎまで行われる予定でした。

警察学校では30分に1回ほどの頻度でおよそ15分の休憩時間を設け、日陰で水分を取ったり、塩分補給用のタブレットをなめたりするよう指導していたということです。

気象台によりますと、午後4時時点の宮崎市の気温は31.7度で、環境省などが気温や湿度をもとに発表する「暑さ指数」は「厳重警戒」の29.3となっていました。

警察学校では今後、休憩の頻度や時間を増やすなどして再発防止を図ることにしています。