香港の大学生の教育旅行受け入れ 日本文化や宮崎の魅力発信

新型コロナの5類移行などを受け、“宮崎ファン”を増やす海外向けの取り組みも再開しています。
香港からの大学生の教育旅行を3年ぶりに受け入れ、日本文化や宮崎の魅力を発信しています。

この教育旅行は、県香港事務所が受け入れを支援したもので、香港恒生大学で東アジアの文化を専攻する学生や教員35人が、今月4日から11日までの日程で宮崎県を訪れています。

7日は、日本の文化を知ってもらおうと、宮崎県総合博物館に展示されている古い民家で、着物の着付けと書道を体験しました。

学生たちは、好きな柄の浴衣を選んで講師に着付けをしてもらったあと、民家やその周りで写真を撮るなどしていました。

また、香港の多くの学校では書道の授業がなく、毛筆の経験がない学生がほとんどだということで、「香港」や「覇気」など、なじみ深い漢字や日本の漫画で知った言葉をうちわに書いて、日本文化を満喫していました。

学生たちは、これまでえびの高原や日南海岸を見学したほか、高千穂町や椎葉村も訪れる予定で、県では3年ぶりの再開となったこうした教育旅行を通して、宮崎県の魅力を海外に発信し、インバウンドに結びつけたいとしています。

参加した男子学生は「宮崎は神社なども多く、旅行先としても魅力的に感じています。これまで行った中では、えびの高原の温泉がとても良かったです」と話していました。