台風などで九州・沖縄で血液不足のおそれ 献血へ協力呼びかけ

台風2号の影響で沖縄県では献血の中止が相次ぎました。
宮崎県赤十字血液センターは、今後も大雨や台風の影響しだいで血液を補完し合う九州・沖縄全体で不足するおそれがあるとして、献血への協力を呼びかけています。

県赤十字血液センターによりますと、宮崎市の献血ルーム「カリーノ」では先月までの2か月間、献血の協力が思うように得られませんでした。

このため献血車を予定よりも多く派遣し、各地で協力を呼びかけたものの、県全体で確保できた400ミリリットルの献血の量は事前の計画の93.4%にとどまり、332人分が不足したということです。

献血については九州・沖縄全体で補完し合っていて、今のところ輸血用の血液製剤の使用に支障は出ていないということです。

ただ、沖縄県で台風2号の接近に伴って献血車の派遣の中止が相次いだため、今後も九州・沖縄で大雨や台風による献血の中止が続くと、支障が出るおそれがあるということです。

県赤十字血液センター橘通出張所の伊作洋美所長は「今の状況が続くと血液製剤が患者の元に届かなくなるおそれもあるので協力をお願いしたい」と話していました。

センターは、スムーズな案内のため電話やアプリでの事前予約を呼びかけています。

電話番号は0985ー23ー0007となっています。