小林市の出の山公園でホタル舞い始める 幻想的な光景広がる

小林市の湧き水で知られる公園に、ことしも多くのホタルが舞い始め、訪れた人たちが幻想的な光景を楽しみました。

小林市の出の山公園は、環境省の「名水百選」にも選ばれる霧島連山からの湧き水が水路を流れ、ゲンジボタルが舞う里として知られています。

ふだんはホタルの保護のため通行止めとなっている遊歩道が、28日と27日は開放され、多くの人が訪れました。

28日夜は、午後8時ごろから多くのホタルが木々の間から黄緑色の淡い光を放ち舞い始めると、あたりには幻想的な光景が広がりました。

公園を管理する団体によりますと、ことしもおよそ3000匹のホタルが舞うということで、訪れた人たちは「すごい」「きれい」などと歓声をあげて初夏を告げる光景を楽しんでいました。

佐賀県から家族で訪れていた50代の女性は「きれいでした。地元で見るよりもたくさんのホタルが舞っていて、子どもたちも感動していて、いい思い出ができました」と話していました。

観光PRを務める「小林観光アンバサダー」の宮野愛理さんは「出の山公園は小林市の中でも一番ホタルがきれいな所なので、たくさんの人に見てほしい」と話していました。

遊歩道は、来月2日と3日にも開放される予定ですが、雨天の場合は中止となります。