宮崎市の県道で水噴き出し冠水 水道管に穴あいたか

19日、宮崎市の県道で路面から水が噴き出し、道路が冠水しました。
老朽化した地下の水道管に穴があいたとみられ、付近を通行止めにして復旧工事が進められています。

宮崎市上下水道局によりますと、19日午前9時すぎ、宮崎市田吉にある赤江地域センターから「近くの道路で水が噴き出している」という連絡が入りました。

職員が現場に駆けつけると、県道城ヶ崎清武線の片側1車線の道路の真ん中付近から水が噴き出し、現場の路面全体が冠水していたということです。

水道局では、道路の1.2メートルほど下に埋められていた水道管が老朽化して、穴があいたとみています。

現場では、ポンプで水をくみ出しながら地面を掘り起こすなど復旧作業が進められていますが、午後4時現在、完了のめどは立っていないということです。

現場付近では、およそ400メートルにわたって県道の通行止めが続いているほか、近隣で水道の水が出にくくなっています。

この辺りでは、56年前の昭和42年に埋められた直径400ミリの鋼鉄製の水道管が現在も使われています。

水道局ではおよそ40年の耐用年数を超えた水道管の取り替え作業を順次、進めているものの、耐用年数を超えたものは788キロメートルに達し、市内の水道管の総延長のおよそ30%に当たるということです。